きのう発表されたスーパーで販売されているお米の平均価格は、5キロ当たり4077円となり10週連続の値上がりで、去年の2倍の価格となった。備蓄米を落札したJA全農がきのう会見を開き藤井米穀部長は「生産者の経営の安定に良い影響を及ぼさないと考えている」とし卸売り業者間で取引されるコメ価格について今後も高止まりするとの見解を示した。また備蓄米と明記せず販売するよう要請するという。秋田県のコメ農家涌井徹さんは「農家自身がもう米を植えても駄目なんだっていうことが心に思い込んでしまっている」とした。1970年コメの生産が過剰になり生産の規制を開始した減反政策、規制の量以上に作られたコメはヤミ米と呼ばれ取り締まりの対象となる。水田を畑などに転換することで補助金を助成、うなぎの養殖を試みる農家もいた。減反政策は2018年に廃止されたがコメ農家にJAから届く通知書の内容では水田全体の6割ほどが目安と表記されている。JA秋田中央会・担当者は「需要と供給のバランスを考え目安を出している。守らないからといってペナルティはない」とした。取材に応じた農家は「自由に作っていいということだが半ば強制。通知の内容を守らなければ補助金が下りなかったり弊害が出る」とした。その他高齢化など増産の壁もある。北海道のコメ専門店ではサブスクを開始、こめしんのコメのサブスクは9種類のコメから銘柄と購入量を決め申し込む。好きなタイミングで購入可能dえ価格が高騰しても据え置きで購入可能。全国無料配送のサブスク、「九州ライスストレージ」は30kgか60kgを選び、申し込んだコメの取り置きサービスで消費期限はなしで好きなタイミングで取り寄せ可能ということ。