関東一の米どころである栃木・大田原市では米を返礼品とするふるさと納税について、在庫を確保できなくなったとして大半で寄付の受け付けを停止したことが分かった。大田原市は去年の米の収穫量がおよそ3万3700トンと関東一の米どころで市はふるさと納税の返礼品として地元産のコシヒカリなどを用意している。米の品薄や価格高騰の影響もあって大田原市へのふるさと納税の申し込みは去年6月からことし1月末までにおよそ730件と前の年からの同じ時期と比べて7倍以上に急増した。しかし市が契約している事業者の在庫が底をつき大田原市は米を返礼品とする30品目のうち20品目で寄付の受け付けを停止した。在庫確保のめどは立っておらず、受け付け再開の時期は分からないという。大田原市は豊かな作物を地域の魅力としてアピールしていたが限られた方にしか米を届けることができずに申し訳なく思っている。なんとか需要に対応できるようにしたいと話している。