新大関として臨んだ春場所で10勝5敗の成績を残した千葉・松戸出身の琴ノ若がきょうの会見で元横綱の祖父のしこ名「琴櫻」を襲名したことを発表した。押し相撲を持ち味に優勝5回を誇り、猛牛と呼ばれた祖父。子どものころに祖父と大関になったら琴櫻のしこ名を継いでいいと約束を交わしていた。地元では「大関琴ノ若関、琴櫻襲名」という横断幕が掲げられた。一方、琴櫻が幼いころから家族とよく訪れていたという料亭・しの田の社長・稲川智子は「琴櫻という名前で優勝することを松戸市民として楽しみにしている」と話していた。大相撲夏場所は来月12日に初日を迎える。