中米メキシコでは、6年に一度の大統領選挙が行われる。有力な2人の候補はいずれも女性で、初めての女性大統領が誕生する公算が大きくなっている。メキシコの大統領選挙は、与党の左派政党「国家再生運動」のクラウディアシェインバウム前メキシコ市長と、野党連合のソチル・ガルベス前上院議員など3人が立候補していて、治安対策が大きな争点になっている。現地の世論調査によると、選挙は事実上、シェインバウム氏とガルベス氏、2人の争いになっている。治安の回復が大きな課題になっていて、シェインバウム氏は「女性と変革の時代の到来をここで宣言したい。それは恐怖を感じることや暴力のない生活を実現するということだ」と訴えた。また、ガルベス氏は「治安がかつてなくよいわけなどない。私は最も勇敢で、犯罪に立ち向かう大統領になる」と述べ、治安の回復を訴えた。メキシコ大統領選挙は2日に投開票が行われ、日本時間3日の昼ごろには大勢が判明する見通し。