岩手県大船渡市で先月26日に発生した山林火災は、今月9日に鎮圧されたが完全な鎮火には至っていない。昨日朝、上空からヘリによる熱源の確認が行われた。焼失面積は平成以降では国内最大規模となるおよそ2900ヘクタールに達し、210棟の建物被害が確認されている。発生から1ヵ月がたった現在も、194人が避難生活を余儀なくされている。大船渡市内では仮設住宅の建設が進められていて、5月上旬に入居が始まる見通し。水産業などが大きな被害を受けているが、まだ自治体による具体的な施策は示されておらず、課題となっている。