きのうヤンキースとの試合に勝利しワールドシリーズを制覇したドジャース。大谷翔平はメジャー7年目＆ドジャース移籍1年目で悲願の世界一となり、山本由伸と共に栄冠を手にした。「『最高』以外の言葉がない本当に素晴らしい1年だった。最高のシーズンになった」と語った大谷。第5戦の始球式には2009年ワールドシリーズMVPのヤンキースGM特別アドバイザー・松井秀喜さんが登場。渋谷のスポーツバー・Fieldsには米国から来日していた野球ファン約40人が集結。岩手・花巻市では野球部の後輩が応援。米国ニューヨークのスポーツバーにも約1000人のファンが試合を見守った。試合は5点をリードされたドジャースが5回に一挙5点を取り同点とし、8回で逆転したドジャースが勝利し4年ぶり8回目のワールドシリーズ制覇となった。試合結果：ドジャース7−6ヤンキース。
メジャー挑戦7年目＆ドジャース移籍1年めで悲願のワールドシリーズ制覇。シャンパンファイトではトロフィーを掲げて勝利の美酒に酔いしれた大谷選手。その後行われた会見では激動の1年目について「最後まで一番長いシーズンを戦えたことを光栄に思うし、このチームに来て1年目でこういう結果に立ち会えてすごく光栄」など振り返った。さらにベッツ選手、フリーマン選手については「自分の野球の勘というか技術も上げてくれるような素晴らしい選手たちとやらせてもらえて。フレディとムーキーはもちろんそうですが、1番から9番までオフェンス面でいえば自分の仕事をプロフェッショナルにこなす、そういう選手たちが集まっていたなと思う」などコメント。また左肩負傷の後も最後まで戦い続けたことについて「プレーする準備をしたいと思っていたし、何よりも必要だと言ってもらえたことが光栄に思っている。そこに対して感謝している」などコメント。そして家族への感謝も述べた。
ドジャースのワールドシリーズ制覇に地元ロサンゼルスでは、市民が街に繰り出して喜びを分かち合った。一方でドジャースに敗れたヤンキースの地元ニューヨークでは呆然とする人たちの姿が見られた。そして、遠く離れた日本でも「感動、勇気を与えてくれてよかった」などの声が聞かれた。また東京・銀座では号外が配られた。号外は大谷選手の地元岩手県でも。埼玉県川口市のスーパーでは早くも優勝セールを実施。7対6でドジャースが勝ったことにちなみ76円セールが行われるなど多くの買い物客が詰めかけていた。ロッキーカナイ 西新宿ではドジャース優勝を記念して乾杯のドリンクが1杯8円になるセールを行っている。さらに、名前が「翔平さん」か「大谷さん」がいればグループでのお会計が39％オフに。ドジャースの優勝パレードはロサンゼルスで日本時間あす午前3時から行われる。