大谷翔平が52HR−52盗塁を達成した。大谷派これまで50本近いホームランを打ったことはあるが、盗塁は最高で26だった。メジャーの全選手の盗塁総数も22年前と比べ4割近く増加している。背景には去年から導入された新ルールがある。試合時間の短縮を目的に導入されたピッチクロックとけん制が2階に制限されたことで、ランナーは盗塁のスタートが切りやすくなった。さらに、ベースが接触プレーによるケガを防ぐため8cm大きくなり、ランナーがタッチをかいくぐりやすくなった。大谷に関しては、今シーズンは打者に専念したため走力の強化に時間を割くことができた。大谷にとってもう一つの史上初、指名打者として初のMVPには大きな壁がある。MVPには守備での貢献のも重要なので、守備につかない指名打者の受賞はない。