きのうパドレスの本拠地ペトコパークに到着した際のドジャース・大谷翔平。黒のジャージの下に着た白のTシャツには走る大谷の姿がデザインされていた。ドジャースが1勝2敗という崖っぷちの状態で迎えたきのうのプレーオフ地区シリーズ第4戦ドジャースVSパドレス戦。2回表ランナー一塁三塁の場面で大谷はライト前ヒット。現地にいた記者によると、この時の味方ベンチに向けた雄叫びは「バックネット後方の5階の記者席でも聞こえた」という。4回表には一塁から二塁へのタッチアップを成功させた。MLBそして3番・テオスカー・ヘルナンデスの打球が三塁手の後ろにいた塁審の腕に当たるハプニング。ボールが抜けたと判断した大谷はホームに滑り込むがアウト。その後ベンチで映像を確認すると、悔しかったのか三塁側に向かって声を荒らげる。大谷が感情を爆発させる珍しい光景に驚いたというチームメイトも多かったという。またこの様子をテレビ中継で見たという花巻東高校野球部の同級生・小原大樹さんは「最終的に野球少年にもどるんだなと、彼クラスになってくると」とコメント。1点でも多く取るために果敢なプレーに挑戦し本気で悔しがる大谷。それだけ昨日の試合は自身の夢をかなえるための絶対に負けられないものだった。日本でプレーしていた2017年、メジャー表明した際に「野球をやる以上は一番の選手。何をもって一番かは難しいですが。ファンの人たちから彼が一番だと思ってもらえることかもしれません。ワールドチャンピオンも野球選手の最終目標。ぜひ経験してみたいですね」と語ったドジャース・大谷翔平。去年WBCでチームジャパンとして世界一になった時もドジャースファンイベントでもワールドシリーズ優勝への夢を語ってきた。そんな大谷の思いが伝わったのかきのうのドジャース打線は爆発。大谷も声を出してベンチを盛り上げた。結果はドジャース8−0パドレス。しかし試合後に大谷と言葉を交わしたFull−Count編集部・小谷真弥記者によると「けっこう硬い表情、笑ってなかった」という。