アメリカのトランプ大統領が約6年ぶりに来日し、多くの人がその姿を一目見ようとカメラを向けていた。皇居の御所に到着したトランプ大統領を、天皇陛下が迎えられた。天皇陛下がトランプ大統領と面会されるのは、2019年5月にトランプ大統領が令和最初の国賓として来日した時以来。約30分に渡って通訳を交えながら会見が行われ、トランプ大統領が世界各地の紛争について話すと天皇陛下は「平和が訪れることを願っています」と話されたという。メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平についても話題に上がったという。会見が終了すると陛下は出発まで手を振って見送られた。東京では品川駅やアメリカ大使館周辺などで警備が強化され、警視庁は最大1万8000人を動員し24時間態勢で警備にあたるという。きょうトランプ大統領は高市総理とともに横須賀基地を訪問することが予定されていて、拉致被害者家族との面会も調整されている。トランプ大統領は日米首脳会談について「安倍首相の味方で友人だった新首相に会えるのを楽しみにしている」などとコメントしていた。一方の高市総理は自身のSNSで「ようこそ日本へ!」と歓迎のメッセージを投稿した。複数の政権幹部は「失敗はない」と自信をのぞかせており、高市総理は宿舎にこもり準備に勤しんでいるとみられている。
