日本赤十字社は血液製剤によって細菌に感染するリスクを減らそうと医療機関に出荷する前に細菌が混入していないか調べる検査を新たに導入することになった。日本赤十字社によると、献血で集めた血液から作る血液製剤のうち血小板製剤は極めてまれに細菌の感染がおこり、去年までの6年間に報告された16件のうち当時10歳未満の女児を含む3人が亡くなっているという。検査を先行導入したイギリスで感染が大幅減となった報告があり、導入を求める声が高まったということ。日本赤十字社は新たな検査の導入を国に申請し、来年7月からの開始を目指すとしている。