大阪市に住む飲食店経営の竹下徹さんは心臓の病気で身体障害者1級の認定を受けた。去年1月には腰の病気も患い右足が上げにくい状態に。竹下さんは買い物などで車を利用。この日も近くのディスカウントストアへ。車を停めたのは店の入り口近くの路上。ダッシュボードには「駐禁除外標章」を置いている。駐車禁止除外標章は障害で歩行に支障がある人などが警察に申請して公安委員会から交付される。標章を掲示しておけば駐車禁止の場所でも原則違反に問われない。標章のおかげで重い荷物を運ぶ距離が短くなり、歩くのが困難でも買い物に出かけやすい。しかし不正使用が横行する場所があるという。堺筋では夜間、一般車は駐車禁止。路上には車がずらり。ほとんどの車に駐禁除外標章が置かれている。標章を使い駐車していたドライバーを直撃。問いかけに応えない若い男性2人組。ドアを開けると早足で去っていく。警察も取り締まりに力を入れる。標章は親族のものだといい、道交法違反の疑いで切符を切られる。本人以外の使用は違法。