- 出演者
- 池谷亨 林修 藤井由依 岡本玲 ビビる大木 くわばたりえ(クワバタオハラ)
オープニング映像。今回はボーナスで見るニッポンの今SP。
今年の夏のボーナス、平均支給額は45万7000円で去年より1万8000円増加した。街の人にあなたにとってボーナスとは?と聞いてみた。最高の贈り物、自分へのご褒美、未来への投資、男のロマン、などとの声があった。
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東京と大阪で100人に夏のボーナスはいくら?と聞いてみた。パティシエの方は40万、ガス会社の方は30万、自動車ディーラーの方は30~35万。回答者の6割がボーナスが上がったと回答した。中でも高かったのが建設業の方で65~150万。鹿島は夏のボーナス支給額ランキングで3位、平均支給額は260万円と報じられていた。建設業は人材不足の中、ボーナスを増やし優秀な人材を確保している狙いもあるが、業績が良い企業が多かった。
ボーナスの支給額はどうやって決まるのか?一般的には基本給×月数というベースに、成果報酬と業績連動型の3本立てになっている。成果報酬は個々の働きぶりを査定する制度。業績連動型は会社の利益の一部を分配するというもの。上場企業を中心に383社への調査で夏のボーナス1位となったのは4年連続で半導体装置メーカーのディスコで527万円。半導体はスマートフォンやAIなど世界的に需要が高まっている。
ボーナスで家電を買うという人が多かった。お得に家電を買える時期は8~9月。多くの家電が新モデルに切り替わるのが秋前で秋前セールが狙い目。
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夏のボーナスの使い道で37人が買い物と答え、全体の2位だった。意外に多かったのが親へのプレゼント。外資系金融業の方はボーナス150万円で妻にプレゼントをするという。堅実に貯金するという人も多く3位だった。
夏のボーナスを堅実に貯金するという人も多かったが、林先生は確実に物価が上がっているのに預金するというのは円への投資、価値が下がっていく円に投資するようなものだと指摘した。
林先生はインフレでモノの値段が上がりお金の価値が下がっているので、円での預金はもったいないと指摘。NISAなどの投資にまわすという人もいた。航空関係の男性はボーナスの一部を積み立てるか検討中だという。金を購入しているという人もいた。金の小売価格は10年前に比べて約3倍。世界情勢が不安定になると安全資産とされる金の価格が急騰する。価格は毎日変動するが、5gで約8万5000円、100gで約170万円ほど。1キロは約1700万円で毎日売れているという。
東京と大阪で100人にボーナスの使い道を聞いた。看護師の方は事故にあってしまい車検代に使う。アルバイトの方は競馬でデカいレースで勝ちたいとした。職業不詳の4人組はギャンブル、 お酒…と答えた。
東京と大阪で100人にボーナスの使い道を聞いた。職業不詳の4人組はギャンブル、 お酒、女遊びと答えた。アパレル系商社の方は60万円のボーナスで指輪を買いプロポーズするという。その後、プロポーズは成功していた。
夏のボーナスの使い道1位は旅行。北海道から大阪に来ていた夫婦はトータルで30万円弱。万博に行ったが激混みで何のパビリオンの予約もとれなかったという。息子がアイルランドに留学中という女性はそこに遊びに行く資金にしたいという。
ボーナスの使い道について、1位は旅行、2位は買い物、3位は貯金となった。メンタルアカウンティングという心の会計について解説。ボーナスは自由に使えるお金とみなしてしまう心理のこと。毎月の給料は慎重に使うが、ボーナスになると奮発して使ってしまう。ギャンブルで儲けたお金を泡銭と考えて簡単に使ってしまうのも同様の心理。
1980年代後半のバブル期。公務員の夏のボーナス支給日に密着した映像を紹介。当時は現金支給の時代で、みんな大っぴらに現金を数えていた。バブル期はわずか5年の間に年間平均が82万円から105万円と20万円以上アップした。銀行では昭和後期以降、銀行振り込みが一般的になり、ボーナスをおろす人のためにATMに紙幣を補充していた。
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林先生は給料袋が昭和の父親の権威の象徴だったが、銀行振り込みになってからその手が使えなくなったと話した。
1909年創業の栗本鐵工所のボーナス支給日に潜入。栗本鐵工所は水道管やガス管などを作っている会社。老朽化による水道管の破裂など、インフラの更新需要がある会社。社員の方にボーナスの使い道を聞いてみると、推しのアイドルが好きなカルティエを購入する、バルコニーに屋根をつける、海外旅行でスイスに行くなどの声。
TVerで配信。
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水道管などのインフラ製造で業績が好調の栗本鐵工所。夏のボーナス支給額は平均150万円。去年から25万円の増額。組合員数1135人、組合員の平均年齢は43.8歳。栗本鐵工所は前の年の純利益が過去最高を達成で夏のボーナスに大きく反映された。栗本鐵工所の製造工場の広さは15.4万平方メートル、甲子園球場4つ分。工場にはキュポラという鉄を溶かす炉があり、鉄のスクラップや燃料などを交互に入れて溶解する。取鍋は溶けた鉄を運搬する容器。栗本鐵工所は水道管・ガス管などの社会インフラの製造などを手掛けている。これまでの水道管の寿命は40~50年とされているが、GX形ダグタイル鉄管は高い耐食性を持ちインフラ更新期間をのばすことが期待されている。
現代のボーナス制度の原型を作ったのはこの人じゃないかと言われている人がいるという。
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