12日、ロシア・プーチン大統領と電話会談したアメリカ・トランプ大統領はウクライナ情勢について、そう遠くない将来にプーチン大統領とサウジアラビアで停戦について会談する可能性を示した。就任から約1か月、自身の成果としてSNSでも強調。2人が初めて会談したのはトランプ大統領が就任した2017年。握手を何度も交わし、顔を寄せ合い笑顔で話す場面もあった。親密な関係に見えた2人。トランプ大統領の退任後も個人的な関係が続いたとされている。ロシアのウクライナ侵攻直前、ウクライナの一部を一方的に「独立国家」と承認したプーチン大統領について、トランプ大統領はラジオで「天才的だ」と発言したこともあった。アメリカ・トランプ大統領の会見。米国・ワシントン、ドイツ・ハンブルク、大阪市の映像。トランプ大統領は大統領選の最中には“戦争を終わらせる”と度々強調。有言実行を掲げて突き進むトランプ大統領は「ウクライナ・ゼレンスキー大統領とも電話で話した。我々は和平に向かっている」と述べた。ゼレンスキー大統領は“感謝している”とコメント。ゼレンスキー大統領は「トランプ大統領はプーチン大統領との会話の詳細を私に説明してくれた。トランプ大統領が言ったように平和を実現しよう」と述べた。まもなく3年となる戦況。ウクライナでは11日、若者を対象に志願兵の募集を始めるなど兵力不足に苦しんでいる。今後の交渉で双方が停戦条件として主張する“領土の線引き”にどう決着をつけられるか、トランプ大統領の手腕が試される。