「NHKNEWSWEB」に掲載している記事の紹介。今年の被害額が300億円を超え、深刻な状況が続く特殊詐欺について。現金の振込先として外国人とみられる名義の口座が悪用されるケースが急増していることが大阪府警の捜査でわかった。今年、9月末時点で現金の振込先となったのが確認できた口座はおよそ1600。このうち、312が外国人とみられる名義だった。国籍は多岐にわたるとみられ、3年前とくらべてすでに3倍近くに増えている。被害者が現金を振り込んだときに発行された明細書のコピーには、受取人の欄に「グエン」と記されていた。警察が調べたところ、この口座はベトナム人留学生が開設したもので、在留期限が切れてすでに出国したことがわかった。警察によると、外国人名義の口座はSNSが主な売買のルートになり、数万円で取引されているという。こうしたケースが増えている理由を探ると、コロナ禍と意外な関係があった。記事では被害に遭わないためのポイントも紹介している。