NHKのアーカイブス映像で9月10日の出来事をたどる。昭和34年9月10日。炭坑の失業者を救済するため、黒い羽根募金が始まった。石炭から石油へのエネルギー革命が進んだ昭和30年代。全国の炭坑が次々に閉山に追い込まれ、炭坑労働者の失業が大きな社会問題になっていた。日本有数の炭坑がある福岡の主婦たちの呼びかけで始まった募金活動は東京、大阪にも広がった。集まった募金は止められた電灯や学校給食の再開などにあてられ、寄付された衣類や食糧が炭鉱地帯に届けられた。
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