2025年4月、作品展が始まった。これまで作ってきた作品70点を展示した。どれも50歳になった順子さんの人生が詰まったものばかり。陶芸を通じて繋がった新たな仲間の作品も。20年前、搬送された大阪の病院の医師も見に来てくれた。重体だった順子さんにとって当時、家族に厳しい宣告をした。長年、救急医療に携わってきて忘れられない患者の1人。順子さんが群れで泳ぐ魚を描いたのは支えられて生きてきた自分の姿と重ね合わせ記憶に留めておきたかったから。
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