大阪市できょうから今月27日までの4日間の日程で開かれる国際会議では、日本や中国、台湾など9つの国と地域が、北太平洋でのサンマの資源管理について話し合う予定。去年の会議では、参加国全体の北太平洋での漁獲量の上限を前の年より10%少ない年間22万5000トンとすることで合意した。ことしは漁獲量の上限について、専門家からさらに10%減らし20万2500トンとするよう勧告が出されている。グラフ・日本のサンマの漁獲量の推移を見ると、ピークだった2008年は35万トンを超えていた。去年は3万8000トン余りと、前の年よりは1万トン以上増えたが、水準としては低い。これは海水温の上昇などが影響しているといわれているが、どのように資源量を回復させるかが課題となっている。