韓国大統領府は米国2期目のトランプ政権発足に備えるため、経済や安全保障の課題を話し合う会議をきのう開いた。このなかで韓国・ユン・ソンニョル大統領は、最も大きな影響を受けるのは通商分野だとして副首相をトップとする対策会議の立ち上げを指示。さらに「安全保障の分野でも構造的な変化が起こりうる」と述べ、米国との同盟のもと、北朝鮮への抑止力を強化するため、綿密に準備するよう指示。北朝鮮への対応などのため、バイデン政権のもとで強化された日米韓3か国の安全保障協力を深めていく方針を確認したとしている。韓国大統領府の高官は「北朝鮮の非核化」を揺らぐことなく目指す方針も確認したと強調している。