埼玉・日高市では春の味覚で知られる特産品の「うど」の収穫が最盛期を迎えている。この地域では春から畑で育てたうどを根ごと掘り起こして、約4メートルの深さに掘った「室」と呼ばれる穴の中に植え替えて1か月ほど育てるのが特徴。室の中は日が当たらないことから柔らかくアクが少ないうどができるということで、高級食材として人気が高く、料亭などでも使われているという。収穫量は去年は例年の約10分の1だったが、ことしは平年並みを見込んでいるという。この地域のうどは来月上旬ごろまで、首都圏や関西の市場に出荷される他、地元の直売場でも販売される。