宇宙水道局。実はこの会社はJAXAが出資した第1号ベンチャー。数千機が飛び交う人工衛星は気象観測やGPSでの活用の他、さまざまな地球のデータをとっているそうで地表面温度データから水道管の劣化の要因である寒暖差による膨張と収縮が発生しやすいエリアを特定。これに地盤変動の衛星データや自治体から提供される水道管の情報などを組み合わせてAIが解析することで漏水リスク評価を示す。より効率的に調査ができると20を超える自治体が宇宙水道局を活用していて静岡県磐田市もその1つ。磐田市では全ての危険なエリアの調査を完了させるという。天地人COO・樋口宣人氏は「いくつもの技術を重ね合わせることで総力戦でリスクに向き合う」と語った。