きょう石破総理大臣は就任からわずか8日戦後最短で衆議院を解散した。事実上の選挙戦がスタートしたが自民党から非公認とされた議員からは困惑の声が聞かれた。今夜、石破総理は衆議院総選挙の勝敗ラインについて自民党公明党で過半数を目指したいと述べた。野党からは「裏金隠し解散」などと批判の声が聞かれた。きょう午後の党首討論で、野田代表は自民党が裏金議員のうち12人を非公認とすると発表したことについて「公認される人は30人を超える。相当程度非公認とするとしていたが、大半が公認では。」などと質問。石破総理は「不記載であり裏金は決めつけ。人によって相当の判断は違う。」などと回答。共産党・田村委員長は「最低賃金の引き上げのためには中小企業への直接の支援を。」などと質問。石破総理は「政府が主導して金を払うやり方が必ずしも正しいとは思っていない。」などと話した。玉木代表は「選挙で1円も政策活動費は使わないと明言してほしい。」などと質問。石破総理は「現在許されている政策活動費を使うことは可能性として否定しない。」などと話した。迫る総選挙で非公認となったのは12人。党員資格停止処分を受けた旧安倍派幹部や政治倫理審査会に出席していない萩生田光一ら6人に加え、きょう新たに6人が追加で発表。二階元幹事長は今回の選挙をもって政界を引退する。一方で、党の公認を受けて総選挙に臨む候補者には石破総裁から公認証書が手渡された。各党は事実上の選挙戦に突入。公示は15日、投開票は27日。