“アジアのノーベル賞”といわれるマグサイサイ賞の授賞式が昨日、フィリピンのマニラで開かれた。受賞したアニメ映画監督の宮崎駿氏は式典を欠席したが、代わりに「太平洋戦争時、日本がフィリピンで民間人を多く殺害したことを日本人は忘れてはいけない」とメッセージを寄せた。メッセージでは2016年に当時の天皇皇后両陛下がフィリピンを訪問されたことにも触れ「マニラの市街戦に触れながら命を失った多くの戦没者を慰霊した」と述べた。そうした歴史がある中、フィリピンから贈られる賞を「厳粛に受け止めている」とコメントした。