天皇皇后両陛下は17日午後、石川・輪島市久手川町を訪問された。この地区では9月の記録的な豪雨で川が氾濫し、住宅4棟が流され中学3年生の学生ら4人が亡くなった。両陛下は流木や流された住宅の生活用品などが今なお残る現場を視察し深く頭を下げられた。その後、今も51人が避難している輪島中学校を訪問された。輪島市では豪雨により11人の方が亡くなり現在も256人が避難生活を続けている。両陛下は能登半島地震で自宅が全壊し豪雨で仮設住宅が浸水被害に遭った女性に「おつらかったですね」などと声をかけられた。また豪雨の救助や復旧に当たった自衛官や消防士らと面会し陛下は「どういうことが大変でしたか」と質問するなど被災当時の苦労をねぎらわれた。