パリオリンピックフェンシング男子エペで加納虹輝が金メダルを獲得。北京オリンピックで太田雄貴がフェンシング界初のメダルをとった姿に憧れたという加納だが、それ以来となるメダルは憧れの人を超える金メダルだった。フェンシングはエペ、フルーレ、サーブルという3つの種目があり加納が最初に選んだのは太田と同じ胴体のみを突くことでポイントになるフルーレ。その後、高校時代に恩師の勧めで全身を突くキングオブフェンシングと呼ばれるエペに転向。徐々に頭角を現し始めた。太田の試合を見る前は体操競技に打ち込んでいた加納。そこで養われた強じんな下半身のばねとスピードの武器が全身が有効めんとなるエペで生かされているという。そして3年前の東京オリンピックに出場。エペ団体で金メダルを獲得し、日本フェンシング史上初の金メダル獲得に貢献した。