千田嘉博氏、加藤アナはヘッドマウントディスプレイを装着し、VRで復元された秀吉の大坂城を調査。本丸の入り口から秀吉が政務を取り仕切った表御殿の対面所に向かい、桜門は高さ10mに及び、黒漆、金で装飾されていたと考えられている。門前ではいざというとき、周囲から集中砲火を浴びせることもできたという。門の先に狭い通路が続き、開けた場所に出ると黄金の天守閣が彼方に見える。表御殿の最初の部屋は遠侍で、大名たちは秀吉と面会まで待機していた。襖絵には虎や豹が描かれ、いずれも強さの象徴だった。ルイス・フロイスの記録を紐解くと、虎の皮が飾られていたという。
対面所にて大名たちは秀吉と謁見していた。襖絵には狩野派によって美しい自然の風景が描かれ、千田氏は「力だけじゃない、文化力を象徴する絵の選び方」と話す。また、滞在していたスペイン人の記録によると、使節団は秀吉に献上するためにゾウを連れてきていたという。
対面所にて大名たちは秀吉と謁見していた。襖絵には狩野派によって美しい自然の風景が描かれ、千田氏は「力だけじゃない、文化力を象徴する絵の選び方」と話す。また、滞在していたスペイン人の記録によると、使節団は秀吉に献上するためにゾウを連れてきていたという。