高橋大成選手は現在の26歳のスキーレーサーで、引退前はアルペンスキーで全日本を優勝したことがあったが、世界の壁を痛感し引退して地元で小学生などの指導をしていた。諦めたくない思いで今年はスキークロスで本格復帰を果たした。スキークロスのきっかけについて高橋選手は「これまでやってきたスピード系の種目に似ている部分が多い。」などとコメント。井上貴博は「人生誰しも諦めた経験があると思うので、高橋選手のボロボロになるまでやるという後ろ姿は感情移入する。」などと話した。今年の1月から本格的に現役復帰をしたが、2月にスキークロスのコースを初めて滑り、8月にはオーストラリア・ニュージーランド選手権で3位になるなど着実に力を付けている。
現役復帰するに当たって大変だったのがスポンサー探しで、クラウドファンディングや企業とアスリート契約などを結ぶことで必要な活動資金は年間約500万円を確保した。2026年のオリンピックに出場するにはワールドカップに出場し、3回16位以内に入ると出場権が得られるので、ワールドカップで結果を残していくのが当面の目標。高橋さんは「応援してくれる皆さんに結果で恩返ししたい。」などとコメント。星浩は「国際大会とか行くと円安の影響もありお金がかかり、負担が重いので自治体や国がバックアップすることが必要。」などと話した。