中国はきのう午後、南部・海南島の発射場から無人の月面探査機「嫦娥6号」を打ち上げた。嫦娥6号は月の裏側から岩石などのサンプルを採取し地球に持ち帰ることを任務としていて成功すれば世界初となる。月は常に同じ面が地球に向いているため裏側には電波が届かず交信は困難だが、中国は通信用の人工衛星を事前に打ち上げることで探査を可能にしたという。宇宙強国を掲げる習近平政権は2年前には独自の宇宙ステーションを完成させ、さらに2035年までに月面基地を建設することを目指していて宇宙開発競争をリードしたいねらい。
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