コーヒーは1杯1000円でも良いのに、何故お茶はタダなのか。“無料”のお茶を1杯“5000円”で売り出したところ大反響。名産品のお茶に常識を覆す方法で新たな価値を見いだしたお茶農家の逆転物語を紹介。佐賀県嬉野市の茶畑にポツンと佇む茶塔。その席でこの日3人の客が煎茶を楽しんでいた。使われる茶器は肥前吉田焼。その美しい器で2杯目は和紅茶。3杯目はワイングラスでレモングラスフレーバーの焙じ茶が振る舞われていく。その3杯でお値段は1万5000円。「茶空間体験」の利用者はここ3年でうなぎ上り。地元の茶畑で地元のお茶農家が自らお茶を振る舞い、様々な屋外茶室で本当に美味しい3杯を味わう「茶空間体験」。こんな企画をプロデュースし、PVまで作ったのは、佐賀県嬉野市の有志たち。言い出しっぺは地元老舗旅館の3代目。