5月に佐賀県で撮影が始まったマレーシアのドラマ「FROM SAGA WITH LOVE」の第2作。マレーシアからやって来た若い男女による佐賀を舞台にしたラブストーリー。1作目は去年6月、佐賀空港や嬉野温泉で撮影された。東南アジアの動画配信サイトで公開されるとマレーシアで2か月連続視聴数1位になるなど好評で今回続編が制作されることになった。撮影を誘致したのは佐賀県庁のフィルムコミッション。県ではマレーシアの人たちに対して佐賀の知名度を上げ様々な交流につなげるねらい。ロケの支援も手厚く、当初できない予定だったバルーンの搭乗風景も撮影できるよう県が調整した。佐賀県は海外での知名度を上げようと、これまでにタイやフィリピンで合わせて12作品の誘致に成功してきた。特にタイの映画やドラマのロケ地となった鹿島市の祐徳稲荷神社はタイからの観光客が急増。毎年300人程度だった観光客は2019年には1万人を超え過去最高となったが、新型コロナの影響で激減した。コロナによる制限がなくなり県が次のターゲットにしたのがマレーシア。山口知事もことし2月にマレーシアを訪問しトップセールスするなど力を入れている。マレーシアのプロデューサーも佐賀での撮影に期待を寄せている。ドラマはきょうまで県内各地で撮影が続けられ今年の秋から東南アジアを中心に利用されている動画配信サービスで公開される。
住所: 佐賀県嬉野市嬉野町