アラブ首長国連邦・アブダビから樫元照幸が中継。トランプ大統領は日頃から、力による平和を訴えているが、今回の歴訪で強調したのは繁栄による平和の実現だったという。ソフトバンクグループの孫正義社長など、企業のCEOを多数引き連れ、サウジアラビアなどで巨額の経済協力や武器販売、ディールを取り付けたトランプ大統領。トランプ大統領は、サウジアラビア・リヤドで「アラビア半島の国々が選んだ道と極めて対象的なのは湾の向こうの側の災難 イランだ」と述べた。湾岸諸国を繁栄の成功例と見せつけながら、経済制裁に苦しむイランに核開発の断念と関係の改善を何度も訴えた。今回、シリアの暫定大統領・シャラア暫定大統領と電撃面会し、制裁解除の方針を表明したのもイランを孤立化させ追い込む狙いがある。トランプ大統領は話し合いによる合意を選ぶように迫っている。