政府はコメの高騰を抑えるために備蓄米を放出する方針で、放出量は最大21万トンであることが分かった。コシヒカリの小売価格では、去年5月までは2000円台だったが、今年1月には4000円台を突破。宇都宮大学・小川真如助教は「早く動く=下がるのではないか」との見方をしている。農林水産省によると、生産量は前年より約18万トン増加しているが、集荷量は前年より約21万トン減少。江藤農水大臣は「どこかにスタック(停滞)している」と発言。備蓄米を放出することで”消えた21万トン”を持っていた人たちが損切りのため早く売りたいと考え、ため込んだコメを出すことで相まって価格が下ると見られている。