安全のために台風が来る前に片づけを。物干し竿や物干し台は寝かせる。自転車などは物置に入れるなど対策を。ごみ箱や植木鉢などは屋内に入れる。ガラスの補強対策。飛散防止フィルムを貼る。段ボールと養生テープで隙間なく貼りつける。養生テープを貼る。何も貼っていない厚さ3ミリの窓ガラスに木片を投げつける。すると、簡単に割れてしまった。次に養生テープを貼った窓ガラスに同じように木片を投げつけると、衝撃に対する強度があがり割れることはなかった。
2015年9月に関東地方や東北地方を襲った記録的豪雨は、16地点で24時間降水量が観測史上最多となった。温帯低気圧から変わった台風18号と、17号からの湿った空気がぶつかり、線状降水帯が発生。北関東や東北の各地で激しい雨が降る中、鬼怒川の堤防が決壊。川沿いい住宅や田んぼが広がる茨城県常総市では、その3分の1にあたる40平方キロメートルが水没。家屋への被害は床上・床下浸水を含めて約1万5000棟に上り、避難の遅れによって多くの住民が孤立し、約4300人が救助された。
2015年9月には、日本海のあたりで台風18号が温帯低気圧になったが、その時、関東から東北にかけて広範囲で線状降水帯が発生した。森は「最近は予想雨量の倍以上を記録したケースもある」と指摘。最近でも7月24日からの大雨による被害が発生した。台風への備えとして、ハザードマップの確認、避難経路・場所の確認をしておく。