外国人派遣などを行う会社を経営する石川尚子さんは、受け入れた外国人を県内外の企業に紹介している。今新たにウズベキスタンから人材を獲得しようと準備を進めている。スリランカやネパールなどから年間約200人の外国人を受け入れている石川さんの専門学校、紹介先となる企業からは深刻な人手不足の声が聞かれている。年配社員のスキルを引き継いでくれる若手が入ってこず外国人材に頼らざるを得ない。現在外国人材の獲得も厳しさを増しており、円安や賃金が伸び悩んでいることなどを背景にこれまでやり取りのあった国から人が集めづらくなっており新規開拓を迫られている。目をつけたのはウズベキスタンで、理由の一つが若者の多さ。人口3700万人余のうち25歳以下の若者が全体の60%を占めている。労働人口が多い一方、日本にいるのは7000人ほどと呼び込む余地がまだ残っている。また近隣のロシアで職を求める人が多くいたが、軍事侵攻が4年を超え働き口を他に求める動きが出ている。しかし言語の壁があり日本語はおろか英語もほぼ通じない。石川さんは現地に日本語学校を作ることで日本で働く土台を整えようとしている。石川さんの動きにウズベキスタンの政府が注目し、雇用に関する覚書を交わして人材確保の面で支援を受けられることになった。日本語学校も今年4月に開校する。受け入れたあとで課題となるのが雇ってくれる企業の確保。取引のあるバス関連の会社を訪れて受け入れを働きかけた。石川さんはウズベキスタンから来年春にまず10人程度受け入れて県内外の企業に紹介したいという。
