派閥のルール作りを行ってきた政治刷新本部はきょう、麻生副総裁と茂木幹事長は岸田総理の挨拶を厳しい表情で聞いた。総理は昨夜、相談なく派閥の解散を決定したことを陳謝したという。先週、東京地検特捜部は派閥の裏金事件を受けて谷川氏を含む国会議員や会計責任者ら8人を立件した。安倍派・岸田派・二階派は解散を決定した。会見に臨んだ安倍派の幹部らは詳細はわからないなど口を揃えた。萩生田前政調会長は会見を開き派閥側からの寄付について2018年からの5年間で計2728万円が収支報告書に不記載となっていたと明らかにし、初当選のときからキックバックという仕組みは承知していたなどと証言した。刷新本部の全体会合では中間とりまとめに向けた論点が提示された。カギは制作集団がお金と人事から完全に決別することと明記した上で政治資金パーティーの全面禁止など党として審査を行い、一定期間の活動の休止もしくは解散を要求した。また、コンプライアンスの徹底として会計責任者が逮捕・基礎となった場合の所属議員への処分は政治資金規正法を改正して連座制の適用する方針も明記される見通しである。中間とりまとめは25日に決定する。岸田総理は周囲に派閥解散だけで国民の信頼を取り戻せるなんて思っていない等と話している。