岸田総理の後継を決める自民党総裁選挙は、決選投票の結果、石破茂氏が高市早苗氏を破り第28代総裁に選出された。総裁任期は3年、明日の臨時国会で第102代首相に指名されるが、それを待たずに今日にも衆議院解散の意向を表明することが関係者への取材で分かった。石破新総裁は党本部で初めての記者会見後、総裁室に入り総裁の椅子に座った。石破氏は過去4度総裁選に挑戦してきた。初めて立候補したのは2008年、結果は5人の候補者中最下位。2012年の第1回投票結果では他の候補を圧倒したものの決選投票で安倍晋三元首相に逆転された。3度目の総裁選は安倍元首相との一騎打ちとなり大差で敗北。4年前4度目の総裁選では岸田文雄氏、菅義偉氏との争いに。結果は官房長官として安倍内閣を支えてきた菅義偉氏が岸田、石破両氏に圧勝。ジャーナリスト・岩田明子は総裁選4度の敗因は「国会議員票の少なさ。今後の政権運営もそこが課題となる」と指摘。