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「宗像市」 のテレビ露出情報

福岡県宗像市の地島。島唯一の地島小学校は今年創立150周年を迎えた。全校児童はわずか8人。そんな地島小学校で先月、島民全員が参加する「全島運動会」が開かれた。この日は島の漁師も漁を休み、子どもたちを応援する。「小学校の行事は島のみんなの行事」という思いが150年間受け継がれてきた。運動会4日前、運動会に使う道具を自動も一緒に準備していた。全校児童8人のうち島出身は3人。5人は「漁村留学」という制度を利用し、1年間親元を離れて島の寮で生活している。小学4年生の會澤柑夏さんは今年4月に漁村留学生として島にやってきた。柑夏さんは「自然がいっぱいだし、(地元では)全然できない体験もできるからいいなと思った」などと話す。午後、体育館では本番に向けてソーラン節の練習が繰り返されていた。同じ日、島の厳島神社には年に1度の大漁を祝う「宮座祭」のため漁師が集まっていた。多くの島民が漁業を生業としている地島。人口は125人と25年前から約90人減少した。戦前には100人を超えていた地島小学校の児童は40年ほど前から20人を切るようになった。小学校を存続させるため2003年に島の有志の発案で漁村留学の制度が始まった。親元を離れた子どもたちは島の人の温かさに触れ少しずつ島に馴染んでいく。
運動会当日の朝、小学校のグラウンドにはすでに大勢の漁師が集まっていた。恒例の飾り付けを慣れた手つきで進めていく。島の誇り・大漁旗が校庭いっぱいにはためく。渡船場には久しぶりに子どもに会う家族の姿があった。学校までの坂を一緒に登る。島民を始め、渡船の乗組員や過去の漁村留学生、島に関わる様々な人々など約300人がたった8人の小学校の運動会に集まった。プログラムの最初を飾ったのは繰り返し練習したソーラン節。課題だった振り付けも懸命に踊る。この日一番盛り上がったのは地島ならではの「トロ箱レース。島民も参加し、漁で使うトロ箱を積み上げて運ぶ。海とともに生きる島ならではの競技に会場は笑いと歓声で包まれた。次の一輪車の演技では慎重にバランスを取りながら一輪車に乗る柑夏さんを見守る母親の姿があった。4月に島に送り出してから半年、離れて暮らす娘の成長に思わず涙がこぼれる。母・愛美さんは「島の方みんなに育てていただいているという気持ちがある。学校だけではなく島の方たちに感謝している」と話す。島の人に見守られ育まれてきた子どもたち。その姿に島の大人たちも笑顔を見せる。小学校の歴史はこれからも続く。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年9月1日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本1min.Story
福岡・宗像の大島には2つの砲台跡がある。大島砲台跡は太平洋戦争開戦の5年前に完成。津和瀬砲台跡は終戦間際本土決戦に備えて建設された。本来砲台は見晴らしの良い場所に作られるが、戦局の悪化により、津和瀬砲台跡は洞窟に作られた。

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