宮崎県にある私立の南九州大学、学生数は1000人。少子化などにより定員割れが続き、年間2億円の赤字に陥っている。この大学では大学のあり方を見直し、経営の改善をはかることにした。まず取り組んだのは定員200人の短期大学部の廃止、2億2000万円の経費を圧縮する計画。地域課題を解決できる人材の育成により重点をおくことにした。後継者不足に直面する農業分野で活躍する人材を輩出するなど地元から必要とされる大学を目指すことにした。さらに、自治体と連携も強化。去年からはじめたのは増加する不登校の子どもたちの居場所づくり。小学校の先生を目指す学生が週に3回、大学で学習支援を行っている。