パリオリンピック体操女子団体決勝。開幕直前にエース・宮田笙子選手が喫煙・飲酒問題により突然代表を辞退した。そのため、体操女子代表は1人少ない4人で決勝の舞台に臨んだ。選手全員が10代で初出場となるメンバーである。4つの種目で選手3人が演技をし合計点を競う決勝の舞台で、1人少ない日本は4人の中から3人を選出するため個々の負担が大きくなる。1964年東京オリンピック以来60年ぶりのメダル獲得を目指す。悲願のメダルは逃したものの、4人が力を合わせ堂々の8位入賞となった。お揃いのヘアピンは代表を辞退した宮田選手からのプレゼントされたものだという。入場の際に4人で見せたポーズにも宮田への思いがあった。岡村真選手は「笙子選手のゆかのポーズを入れて5人で戦ってるというふうにした」などと話した。