今月11日、オンライン直売所「食べチョク」主催の「ぶどうグランプリ」で山梨県にある「ツジファーム」が生産する「サンシャインレッド」が総合大賞となった。さらに17日には「日本野菜ソムリエ協会」主催の「全国ぶどう選手権」で「ルッチフルーツ」が生産する「サンシャインレッド」が金賞に選ばれた。受賞が続いている「サンシャインレッド」は山梨県育成品種のサニードルチェとシャインマスカットを掛け合わせて生まれた山梨県オリジナル品種。15年の開発期間を経ておととし商標登録された。甘みは強いが、生産過程では色付け・実の大きさなど調整しづらく育てるのが難しい品種だそう。ブドウはピオーネなどの黒系、クイーンニーナなどの赤系、シャインマスカットの黄緑系などに分類される。サンシャインレッドは大人気のシャインマスカットの甘みを活かしつつ、皮ごと食べられる赤系品種として開発された。「食べチョク」の運営事務局15人で実際に食べて甘さや食感などをチャートにしたものを表示した。甘み弱めの巨峰は先月の卸売価格で1キロあたり1,392円。デラウェアは滑らかな触感が特徴で価格は同874円。ピオーネは1,340円、シャインマスカットは2,204円、サンシャインレッドは8,600円。ブドウ人気は全体的に高まっており、栽培面積も拡大中。