敬礼のポーズは帽子を脱ぐフリさらに汚い手を見せたくなかったから。服飾史研究家の辻元さんが解説。17世紀のイギリスでは自分の立場をアピールするため帽子を被る文化があった。ヨーロッパの軍隊では挨拶の際に帽子を脱ぐ礼儀作法が定着した。18世紀中頃には帽子を脱ぐフリをして脱がない挨拶に変化した。さらにおじぎが省略され、手の動きだけの挨拶に変化した。1780年頃の水兵は手が汚れていたため握り拳で敬礼していた。当時の水兵は防水のため黒いタールを塗っていたせいで、手が常に黒く汚れていた。その後手のひらを見せる敬礼と握り拳の敬礼が合わさって現在の敬礼のポーズが生まれたと考えられている。
