富士市は生産が盛んな紙製品などを運ぶトラック側面に市内で撮影の富士山写真を貼り、市をPRする取り組みを9年前から行い、これまでに20台が全国を走っている。今年は新たに2台のラッピングトラックが完成し、きょうは関係者20人余が出席して出発式が行われた。幅約9m×高さ2.6mのトラックの側面には富士山ふもとを走る「ドクターイエロー」の写真が貼られ、別の1台には星空の富士山に山小屋などのあかりが星座のように浮かび上がる様子を捉えた写真が貼られている。いずれももう一方の側面には葛飾北斎「富嶽三十六景」のうち富士市内を描いたとされる浮世絵3枚が描かれている。出発式では小長井市町が”全国を回って富士市をアピールしてほしい”と挨拶し、関係者が出発するトラックを見送った。