富山県は能登半島地震で自宅が被災した人に向けて、複数の支援制度を分かりやすく伝えようと、被災状況や復旧の方法に応じた支援内容をまとめたパンフレットを作成した。この住宅宅地復旧パンフレットは被災した住民から“支援制度が複雑で分かりづらい”という声が寄せられたことから県が新たに作成した。この中では液状化の被害があったか、建て替えるのか修繕するのかなど、被害状況や復旧の方法によってどのような支援制度が活用できるのかがフローチャートで整理されている。そして、全壊や半壊など被害の程度に応じてそれぞれの支援制度で受け取れる金額が紹介されている。パンフレットには液状化の被害を受けた宅地を復旧する際の費用を最大760万円余りまで補助する事業や、住宅の新築や補修をする際に金融機関から融資を受けた際の利子を助成する事業など、合わせて8つの支援制度について対象となる条件や必要な申請書類それに問い合わせ先などが紹介されている。このパンフレットは県のホームページで見ることができる。