射水市の新湊漁港ではあすベニズワイガニの初競りが行われるのに合わせて今朝、漁の準備が行われた。漁師たちはエサとなる魚を中に吊り下げた幅1m30cm程のかみかご約60個を船に積み込んでいた。また、船の上では約3000mの縄にカニ籠をくくりつける作業が行われ、漁師たちはカゴをつけながらお互いに声を掛け合って積み込んだカゴの数を確認していた。能登半島地震の後、新湊漁港のベニズワイガニ漁獲量は減っており、昨シーズンは例年の30%に落ち込んだが、県水産研究所などが水中ロボットなどを使った調査の結果、一定の数のベニズワイガニが生息していることが確認できたとしていることから、漁師たちからは期待の声が上がっている。