きょう午前、天皇皇后両陛下は日本学士院賞の授賞式に出席された。両陛下は到着時「暑いですね」と声をかけられると、うなずかれていた。日本学士院賞は学術上で優れた業績をおさめた研究者に贈られるもので、今年は10人の研究者が受賞。特に優れた研究者に贈られる恩賜賞にはヨーロッパ初期中性子が専門の東京大学大学院・菊地重仁准教授と、地震学が専門の東京大学地震研究所・小原一成教授が選ばれた。式典後、陛下は菊地准教授に「研究に使われた資料はどういう資料を」と尋ね、皇后さまは「どうぞすばらしい研究を」とねぎらわれていた。英国から帰国後、お2人での公務出席は初めて。