- 出演者
- 梅沢富美男 藤村幸司 中山正敏 宮根誠司 高岡達之 東ふき 澤口実歩
オープニング映像。
きょうも全国各地で危険な暑さとなっている。和歌山・新宮市は40度に迫る災害級の暑さとなっており、東京都心もことし最高気温を更新した。東京・新橋の映像。(中継)東京・中央区銀座。熱中症、三越、デパートに言及。気象予報士・防災士・木島由利香のスタジオ解説。
1都23県に熱中症警戒アラート。午後1時40分までの最高気温は35.9度、今季一番の暑さとなった東京都心。千葉・佐倉で37.5℃、茨城・笠間で37.3℃を記録。埼玉・熊谷市の午後1時半までの最高気温は36.5℃。本格エスプレッソを提供しているキッチンカー・LP cafeは暑さのため、現在は2時間ほど短縮して営業している。きのう、日本で最も暑かったのは静岡市。全国でことし初めて40℃に達した。全国914地点中、244地点で35℃以上の猛暑日となった。東京・池袋で行われていたのはコスプレイベントではあまりの暑さに室内に避難していた。各地ではさまざまな対策が。およそ300年の歴史を誇る千葉・成田市の「成田祇園祭」。暑さのため、3.6キロのルートを僅か700メートルで中断。実行委員会によると、来年以降も暑さを考慮しながら判断していくという。
東京・府中で観測史上最高の39.2℃を記録した。
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- 府中市(東京)
静岡市から中継。5日連続で熱中症警戒アラートが発表されている静岡県。きのう、静岡市では観測史上最高となった40℃に到達した。フェーン現象で気温が上がっているという。
埼玉・熊谷市から中継。午後1時過ぎに最高気温36.5℃となった。熊谷市を含む埼玉県は熱中症警戒アラートが発令されている。うちわ祭りが20~22日に予定されている。
和歌山・新宮市の中継映像。ことし一番となる最高気温39.6どを記録した。
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- 新宮市(和歌山)
きょうの最高気温を伝えた。熱中症警戒アラートが24都県に出ている。今回の危険な暑さの理由を紹介。1・太平洋高気圧に覆われて強い日差し、2・真夏でも滅多にない暖気が流入、3・フェーン現象。
週間天気を伝えた。
きょう午前、天皇皇后両陛下は日本学士院賞の授賞式に出席された。両陛下は到着時「暑いですね」と声をかけられると、うなずかれていた。日本学士院賞は学術上で優れた業績をおさめた研究者に贈られるもので、今年は10人の研究者が受賞。特に優れた研究者に贈られる恩賜賞にはヨーロッパ初期中性子が専門の東京大学大学院・菊地重仁准教授と、地震学が専門の東京大学地震研究所・小原一成教授が選ばれた。式典後、陛下は菊地准教授に「研究に使われた資料はどういう資料を」と尋ね、皇后さまは「どうぞすばらしい研究を」とねぎらわれていた。英国から帰国後、お2人での公務出席は初めて。
日清食品は、うなぎを一切使わず植物由来の原料のみで作られた「謎うなぎ」を使った商品を、冷凍とフリーズドライでそれぞれ発表した。謎うなぎはカップヌードルに入っている「謎肉」と同様、大豆たんぱくを主な原料としていて「謎肉」の加工技術を応用して作られた。冷凍はオンラインストアと関東の一部の店で期間、数量限定で販売される。フリーズドライはカップめしシリーズの新商品として関東甲信越、中部、近畿地区限定で今月15日から販売される。漁獲量が減少しうなぎの価格が高騰する中、日清食品は代替品の開発を通じてうなぎ資源と日本の食文化をどちらも守っていきたいとしている。
先週、政府が公表した5年に1度の年金の健康診断の最新の試算が出た。年金制度「100年安心」は本当なのか。
年金制度について。今年度の年金支給額は1992年以降最大2.7%引き上げられたが、物価や賃金の伸びよりも低く抑えられ実質目減りする状況。先週水曜日、政府は5年に1度の財政検証結果を公表。公的年金の給付基準の見直しを示す。世代や性別ごとに平均年金額が初検証された。政府は“年金制度を100年維持できる”としたが、衝撃の試算。約30年後の年金支給額は18万円減少するという。厚生年金に40年加入している夫(65)と専業主婦(65)のモデル世帯の場合、今年度の月額は22万6000円。同程度の経済状況が続くと33年後は月額21万円1000円。一方、経済成長すれば年間130万円以上増加する可能性もあるとした。
経済評論家・加谷桂一のリモート解説。政府によるモデル世帯=夫・40年間平均的な収入で厚生年金に加入&妻・専業主婦で国民年金のみ。政府は年金受給額を試算、33年後に年18万円減少するという。マクロ経済スライドによる調整のため実質目減り。マクロ経済スライドは年金の減額制度といって差し支えない。約30年後、団塊&団塊ジュニア世代が後期高齢者になり現役世代の負担がピークになる。その後現役世代と高齢者が適正な割合に、2057年にはマクロ経済スライドの調整終了。政府の本音は「高齢者もなるだけ元気なうちは働いて現役世代になってくださいね」だという。
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世代・性別による個人の年金受給額を初試算。65歳時の年金の月額は、40〜50代男性が特に低く、20代男性が最も高い。女性は若い人ほど高い。経済評論家・加谷桂一は「40〜50代は氷河期世代で十分に年金をおさめてない方が多い。今20代は、人口構成の比率の変化で、ここから年金額が上がってくる可能性がある。女性は若い人ほど高くなる。男性と同じように働いている人が増えている。政府は主にモデル世帯で試算しているが、今後は試算するケースを増やす必要がある」と指摘。
所得代替率(=現役世代の手取りと比べどの程度年金が支給されるか)は、2024年度は61.2%、制限上の下限は50%。シナリオ1「高成長実現」実質経済成長率1.6%・実質賃金上昇率→所得代替率56.9%(調整終了時)。シナリオ2「成長型経済」実質経済成長率1.1%・実質賃金上昇率1.5%→所得代替率57.6%。シナリオ3「過去30年投影」実質経済成長率−0.1%・実質賃金上昇率0.5%→所得代替率50.4%。シナリオ4「ゼロ成長」実質経済成長率−0.7%・実質賃金上昇率0.1%→所得代替率45.3%。梅沢富美男は「聞いてるだけで来年死んでしまおうかなって思えるくらい。悲しくなる話ばっかり」などと話した。
年金試算について、野党・立憲民主党・長妻政調会長は「楽観的すぎる。所得代替率が50%を超えるように逆算して作っているのではないか」「シナリオ3・過去30年投影を実質賃金上昇率0.5%としているが、実際の数値0.0%で計算するべき」「合計特殊出生率が今より上がる計算はおかしい」と指摘。