東京都はシルバーパスの負担額を新年度から4割程度引き下げる。シルバーパスは70歳以上の都民が公共交通機関を定額で利用できるもの。有効期間が1年のものは現行の2万510円を1万2000円に引き下げる。高齢者の家計負担を減らすことで外出しやすくし、社会参加を後押しする狙いがある。また、都はシルバーパス制度について、IC化など抜本的な見直しも進める方針。一方、都は教員・技術公務員の採用に関して、奨学金の半額を肩代わりする支援を開始することを決めた。対象は今年4月以降に採用される教員3000人。技術系公務員400人を想定していて、来年4月以降から奨学金の返還総額の2分の1(最大150万円)を都が本人に代わって返還。