自民党総裁選について。小泉進次郎元環境相はきのう、能登半島地震の被災地の復興の様子を視察。小泉氏は、来週金曜日に立候補を表明する方向で最終調整に入っている。父親はかつて全国に旋風を巻き起こした小泉純一郎元首相。2001年の総裁選で「自民党をぶっ壊す」と訴え、圧倒的な支持を受け大勝した。父の跡を継ぎ、2009年に初当選した進次郎氏。「青年局長」や「復興政務官」を歴任し、2019年に戦後3番目の若さで初入閣した。また、環境相として外交デビュー。発言が物議を醸したことも。すでに推薦人20人確保のメドは立っていて、菅前首相らも支援に回る。5度目の総裁選に挑む石破茂元幹事長。きょう、地元・鳥取で出馬表明を行う予定。表明を前に石破氏は、自民党OB・山崎拓元副総裁と面会。総裁選で世代交代が焦点となる中、山崎氏は総裁になるには経験が重要だと指摘する。2度目の総裁選に挑む高市早苗経済安保担当相。国会議員の支持獲得に苦戦していたが、陣営幹部は「20人の推薦人確保のメドがついた」「来週にも出馬に関する決意表明があるのでは」と話す。出馬に意欲を示している茂木敏充幹事長は、今週、都内の中華料理店で菅前首相と約1時間半会談。総裁選の情勢について意見交換したとみられている。林芳正官房長官はきのう、所属する岸田派の幹部らと会談。出馬表明は来週火曜日にする予定だが、台風が接近していることなどから慎重に検討を進めている。上川陽子外相は、20人の推薦人確保に奔走している。