次の選挙に向けた「選挙の顔」選びが本格化ている。自民党幹部たちの夜の会合も活発化。出馬の意向を固める林芳正官房長官の姿や稲田朋美元防衛大臣、西村明宏前環境大臣など安倍派の議員が続々とホテルに入っていった。これまで12人の名前が上がっている自民党総選挙。今、賛否の声が上がっているのは歴代の総裁が並んでいてキャッチコピー「THE MATCH」のポスター。PR動画では映画予告編風に歴代総裁を映し出している。「忖度なし」「筋書きなし」「手加減なし」と真剣勝負をアピールしているという。「THE MATCH」の考案に当たって使われたのは自民党内のAIだという。また今回自民党が目指しているのは“お金のかからない選挙戦”。ポスターや動画は広報部の予算で、出馬した候補者は地方票を得るための電話作戦、ビラ配りなどの費用を負担するという。100万人を超える党員にビラを郵送するだけでもその費用は1億円。朝日新聞によると、出馬する候補者の支出として総裁選の費用は2億円はかかるという。