ニッセイ基礎研究所・矢嶋康次さんの解説。自民党総裁選の投開票が9月27日、おそらくそこで選ばれた方が10月に臨時国会を開いて解散をやり早ければ11月の初めに総選挙というのがなんとなく見えてきている日程。過去政権を見ると中長期的に結果として長く続いた政権、テーマ性があった政権というのは結構株が買われている。今回の選挙は刷新や世代交代というのが意識されている選挙になったという気がする。最近の経緯でいくと7月の為替が円安になった時、河野さん茂木さんは少し牽制するような発言を出しているので金融正常化に対して少し強めのトーンあるという気はする。今世論調査でトップに出ている小泉さん、石破さん、高市さん、河野さん、小林さんみたいに注目される人たちがどういう発言をしてどういう違いがあるのかというのを今回の総裁選の中で国民も金融市場も多分注目する。各候補でもし違いが出るとすると岸田政権がやっていたインフレ政策というのがどうなのかという評価を聞いてもらえるとよい。多分一番論点になってくるのが6月に出た所得税減税。金融政策については7月の日銀の利上げに対してどう思うか、財政政策についてはプライマリーバランスの改善が何で起こっているのか強点弱点について聞いてもらえるとよい。