自民党総裁選挙あす告示。上川陽子外務大臣が9人目となる立候補会見を行う。会見では「日本の新しい景色」をキーワードに、物価高や賃上げ対策に力を入れる。また、少子化対策や教育政策に力を入れると打ち出す。さらに外務大臣としての経験をベースに外交舞台で女性の視点をいかしていく考えを掲げる。陣営は米国大統領選を意識し上川氏を「日本のカマラ・ハリス」と位置付けて同時女性リーダー誕生に向けた機運を高める戦略。一方で今回は総理候補として注目を浴びながら推薦人集めが難航。今後、議員支持をどこまで拡大できるかが課題。立候補を断念した野田元総務相は小泉進次郎元環境大臣を支援する意向。斎藤健経済産業大臣も立候補は極めて困難。総裁選は9人で争われる公算が大きい。